この作品は、ＨＰ掲載のガレ風ステンドガラスと同系デザインで制作した
室内ドアのステンドガラスです。
ブドウの葉は、赤と青緑の２層の高級被せアンティークガラスを
サンドブラスで色抜きしています。
被せガラスの赤い部分を彫刻する事で下の青緑の色が現れ
色の濃淡や模様を作り出すことが出来ます。
元のガラスは赤一色ですが、断面を見ると
青緑のガラスに赤い部分が0.5ミリほど被せてあります。
ブドウの実の部分は
同じガラスをカットしてケイムで組んでいます。
この被せステンドガラスは、手吹きのため厚みにムラがあり
厚い部分と薄い部分の差がかなりあります。
サンドブラスで彫り込むため、厚い部分のみを使用しています
又、入荷量が少ないステンドガラス材料で
厚い部分もあまり多くないので、大きなパネルを作る事は難しいです
（このサイズでもかなり大変でした）
又、この作品に使用した同一ガラスの入手は不可能となっています。
同系ガラスで 違うメーカーのガラスはありますが
ついついガラスにこだわってしまいます。
H様邸 千葉県
問いあわせ番号 ガレ風被せステンドガラス「DWW53-7E ブログ」
製作技法 超ハード鉛線ケイム組みステンドパネル
特殊ガラス 被せガラスグラデーション
特殊技法 サンドブラスト
パネル寸法 ２１４Ｗ×１７４０Ｈ
デザイン・制作・施工（有）マリヨステンドグラス