大きなガラス玉を網でくるんだ「浮き玉」
元々は、漁師さんが網の仕掛けを海に入れて、水中で網を立てる為に使っていた漁の道具でした
この写真は その浮き玉に命の息を吹き込んだ「へそ」の部分
人間の へそにも似て見えます
宇宙のような
今にも動き出しそうな
北海道 小樽の北一硝子で生まれて
やがて壊れて、粗大ゴミの日に、捨てられていました
浮き玉が
♪小さい声で 僕に言ったよ
小父さん あなたは 優しい人ね
わたしをお家に連れてって・・・。
奥さんに「またガラクタ拾ってきて」って 笑顔で叱られました
でも 私にとっては ガラクタなんかじゃない
宝物です
ステンドグラスの材料になりそうです
縛られていた綱から硝子をそっと取り出して 浮き玉を開放してあげました
縄は、もえないゴミに出しましたよ
捨てる人がいて そして 拾う人がいる。
2 Responses
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MUKU
綺麗な写真ですね。
冷たい海の波間を漂った浮き玉だから、灼熱の炎の中で、きっと味わいある素敵な素材に生まれ変わる事が出来るのでしょうか?
楽しみですね!
小林一夫
昨年の今日(3月6日) 偶然ですが
私は仕事で北海道の千歳にいました、
10年ぶりに会う仕事仲間の設計士さんと
帰りに小樽に行き、北一硝子をいっしょに見てまわりました
小樽を訪れたのは2度目でした
真っ白な雪に、灼熱の炎の中をくぐった硝子は
ドラマチックで、味わいがあります
硝子の思い出は、何故か冬なんです
冷たい海の波間に灼熱の炎を見るからなんでしょうか。