ワイングラスの底のような形をした緑色の丸い硝子は、ロンデル(RONDEL)
という硝子です
大きな板ガラスを作る技術がなかった中世の時代、小さな円形のロンデルを
鉛線で組み合わせて一枚の窓ガラス(ステンドグラス)にしていました
小さな丸い硝子を幾つも並べて、大きな四角い窓硝子になる訳です。
ロンデルの製法は、宙吹きの技法で作られます
ガラス職人が吹き竿の先につけたガラス種を宙で息を吹き込み膨らませます
そして、膨らんだ硝子の口を広げ、回転させて円盤状にします
宙吹きガラスによって出来た硝子にはヘソがあります
これは、ポンテと呼ばれる竿の跡です
国産でポンテ跡をなめらかにしたものもありますが
このロンデルは、輸入品でポンテ跡がくっきりとしていて、素朴な味わいがあります。
ロンデルステンドグラス C66-18RJ
寸法 270W×1070H
サッシ T0513_4連窓
所在地 横浜市西区
設 計 スウェーデンハウス株式会社
用 途 ハウスメーカー住宅展示場
施工年 2001年(平成13年)
技 法 鉛線組みステンドグラス
特 殊 ロンデル
デザイン マリヨステンドグラス
デザイン・制作・施工 マリヨステンドグラス工房
4 Responses
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ブルン
このヘソは油絵で言えば絵の具をキャンパスに
ベッタリと付ける様なのを連想します
ロンデルはカットして使う事は有るのでしょうか
ブルン
小林さん、また絵文字が「あかんべぇ~」を
してます。意図的ではないので・・
ご勘弁を・・<(_ _)>
小林一夫
丸いロンデルを 四角にカットして使う人も結構いるでしょうね
それはそれでアリです
私は、「丸いものには巻かれろ」アレ違った
「長いものには巻かれろ」でした
丸は丸で使います そのほうが丸く収まるので
小林一夫
よく 「あっかんべぇ~」しましたよね(*≧_≦)ぷぷっ